「祭」STORY

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宮城県伊具郡丸森町

ふるさとの祭をもう一度

丸森出身の伊藤淳さんと地域おこし協力隊の濱野友也さんが一緒に描く夢。
「途絶えた祭を復活させ、子供達に人とふれあう楽しさを届けたい。」

祭代表者 インタビュー

故郷のために力を尽くす

生まれも育ちも丸森で、今は宮城インバウンドDMOに所属し、宮城県を観光の力で活性化するために日々奮闘する伊藤淳さん。観光地域づくりの舵取り役として、行政や地域の人とのワークショップや、新たな祭やイベントの企画・運営などでに携わっています。2015年、丸森町が“消滅可能性都市”に選ばれたことをきっかけに、丸森町を守るために生きる、と覚悟を決めたといいます。
「自分の居場所はここ。多くの人が丸森に誇りを持てるようにしたい。」

居場所をくれた恩返し

株式会社GM7・地域おこし協力隊として活動し、3年前に移住した濵野友也さん。出身地は、宮城県多賀城市。都内の企業で働くも、震災を機に地元に転職しました。丸森町ならではの商品や観光イベントなど、地域と協力して作り上げる活動の中で、丸森が自分の居場所だと感じ、愛着が湧いたといいます。立ち上げた和太鼓集団・旅太鼓は、今や観光資源の1つとなりました。
「恩返しとして、丸森町に住み続ける若者が増えるように希望を創りたい。」

町の中心の祭が中止に

背景の異なる2人ですが、丸森町を自分の居場所だと感じています。今ここに住む若者たち、観光で訪れた人たち皆が居場所だと感じられれば、愛着が湧き、町を大切にする人が増えて町はもっと活気づくはずだと信じていました。
一方で、丸森町の中心に存在する神明社の祭が少子高齢化ともに活気が失われてる現実があります。神輿は上がらなくなり、太鼓の音色だけは残したいと作られた山車の姿も消えてしまいました。
「僕らの代で無くしてはいけない。」

祭を復活させたい理由

伊藤さんは、観光の仕事で祭を作る楽しさと続ける難しさを感じていた経験から、中止の決断は大きな勇気が必要だっただろうといいます。ただ、長年続いてきた神明社の祭は、観光のために作った祭とは違います。お金や人が足りないなら集めれば良い、と方法を模索していたときに祭エンジンの仕組みを知り、参画を決めました。
「先人が残してきた祭で人とふれあう楽しさを、今の子供達にも感じて欲しい。」

神明社の祭復活に向けて

ただ一度の復活ではなく、次世代に残り続ける祭として復活させるためには、神明社を大切に思う人とつながることが必要だと考えた2人は、神明社の清掃活動に取り組みました。清掃活動中に参拝される人や神社の前を通りかかった人と交流し、祭を望む人の気持ちも、この町の誇りも消えていないことを感じたといいます。
「住んでいる人も遠くにいる人も、あの日に会おうねって、丸森に縁がある人皆が帰ってきたくなる祭にしたい。」

伊達政宗公、初陣の地

丸森で初めての祭復活を応援してくださる方へ、お米「いざ初陣」と「志白屋の梅干し」のセットをお届けします。いざ初陣は、伊達政宗公が15歳で初陣勝利した歴史から、新米(=新人)でも勝利を、という意味が込められた食味値・整粒歩合にこだわったお米です。陸軍にも納めていたという昔ながらの梅ぼしと一緒に、美味しさと丸森の歴史を感じていただけると嬉しいです。
購入後、希望される方には、活動報告や企画作りのLINEグループにご招待します。一緒に未来を創りましょう!

※現在、返礼品は準備中です。丸森町の活動を応援してくださる方は、問い合わせページからのご連絡をお待ちしております。

返礼品について

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